雪が降るほど美味しさが増す?極上のサシを持つ「尾花沢牛」とは

雪が降るほど美味しさが増す?極上のサシを持つ「尾花沢牛」とは

「尾花沢牛」というお肉をご存じですか?

日本三雪に数えられる雪の名所・山形県尾花沢市で肥育されたブランド和牛で、「おばなざわぎゅう」と読みます。


2020年11月の山形県牛枝肉共進会で農林水産大臣賞・最優秀賞の上位2位を獲得した、新進気鋭のブランド和牛なんです。

美しいサシを持ち、極上の脂が雪のようにとろける尾花沢牛。

こちらの記事では、その特徴や購入方法を徹底解説いたします!

 

 

目次

「尾花沢牛」とは?

尾花沢牛の定義

尾花沢牛は、山形県尾花沢市で肥育された黒毛和牛です。
その中でも、

  • 未経産雌牛(子牛を生んだことがないメスの牛)または去勢牛(肉質が柔らかくなるように精巣を除去されたオス牛)
  • 3等級以上の牛

という明確な定義があります。

 

尾花沢市は山形県の北東部に位置し、日本三雪と呼ばれる豪雪地帯です。

西に最上川、東に奥羽山脈を望む盆地で、夏は40度近く、冬にはマイナス10度以下になることもある、寒暖差が激しい地域でもあります。

 

牛はこの厳しい寒さを乗り越えるべく、自然に上質な脂を身につけて育ちます

そのため、旨みが凝縮され、サシはきめ細やかで、粉雪のようにふわっと軽やかなくちどけの牛が育つのです。

 

また、真冬には2mを超す積雪量を誇る尾花沢では大きな牛舎を建てることができず、体が大きく成長するオスではなく、柔らかい肉質が特徴のメスを多く育ててきました。

メスの牛のお肉は融点が低く旨みも豊かな一方で、繊細な健康管理が求められ、肥育するのがとても難しいと言われています。

尾花沢牛の美味しさは、1頭1頭、愛情をたっぷり込めて育てている畜産農家の方々の努力の賜物なんですね。

 

ワンランク上のブランド和牛「雪降り和牛尾花沢」

そんな厳しい気候の中で育つ尾花沢牛の中でも、

  • 未経産のメス牛
  • 月齢32か月(日齢970日)以上

という長期肥育に成功した牛は、「雪降り和牛」の称号を得ることができます。

 

なぜ肥育期間を基準に設けているのか。
それは、肥育期間の長さが、肉の旨みに直結するためです。

 

黒毛和牛は月齢30か月を境に、オレイン酸の含有量が急上昇すると言われています。

オレイン酸はオリーブオイルやアボカドなどに多く含まれている、濃厚な旨みを作り出す成分です。

尾花沢牛においても、舌の上に乗せた瞬間ふわりと溶けるまろやかなくちどけが、旨みのグレードを引き上げています。

 

しかし、長期肥育はそれだけ飼料代もかかり、病気に感染しやすくなるなどのリスクも伴います。

そのリスクを背負いながら、畜産農家さんが丁寧に時間をかけて育て、厳しい基準をクリアした特別な牛こそが、「雪降り和牛尾花沢」なのです。

 

尾花沢牛と米沢牛の違い

「山形の和牛と言ったら米沢牛じゃない?」と連想される方もいらっしゃるかと思います。

2つの牛の違いはなんなのでしょうか。

 

米沢牛の定義は、

  • 山形県置賜三市五町の登録牛舎で、最も長く飼育されているもの
  • 未経産雌牛の黒毛和種

とされています。

 

置賜(おきたま)地方は山形県の内陸南部に位置する地域です。

尾花沢牛とは、肥育されている産地が異なることが一つ目の違いですね。

 

米沢牛の方が古い歴史を持っていますが、いずれも寒暖差の激しい山形県において丁寧に育てられた牛です。

サシの入り方が細かく、旨みが強いことも共通しています。

食べ比べてみても面白いかもしれませんね。

 

尾花沢牛はどこで買える?

販売店のご紹介

尾花沢牛は、尾花沢市や山形県近郊の精肉店などで新鮮なお肉を購入することができます。
(下記は一部です)

 

おーばん南尾花沢店

山形県尾花沢市上町3丁目3-16

0237-22-2001

有限会社牛肉の庄司

山形県西村山郡河北町谷地字東45番地5

0237-72-3844

工藤畜産有限会社

山形県東根市大林一丁目1番27号

0237-41-1232

有限会社大丸商店

山形県東根市神町東二丁目3-5

0237-48-1001

株式会社中島商店

山形県山形市相生町8番55号

023-631-2282

肉の満月

山形県尾花沢市上町五丁目1-43

0237-22-0127

 

 

※最新の販売状況は各店舗へお問い合わせください。

 

ランチで尾花沢牛を食べられるお店

また、尾花沢市内には、ランチに尾花沢牛を堪能できるレストランもあります。

雪降り和牛尾花沢を贅沢に使用したステーキ、ハンバーグやビーフシチューが注文できるとのこと。

尾花沢を訪れた時は、足を運んでみてはいかがでしょう。

 

ステーキ&洋食レストラン徳良湖

〒999-4221
山形県尾花沢市二藤袋1767-6

0237-23-2989

※最新の情報は店舗へお問い合わせください。

 

新名物!尾花沢牛肉まん

尾花沢市では、尾花沢牛を餡にたっぷり使用し、生地には山形県のブランド米「つや姫」の米粉が使われた「尾花沢牛肉まん」も販売されています。

つや姫の玄米米粉を使用した生地は香り豊かで、モッチモチの食感がたまりません。

中にはジューシーな尾花沢牛とキャベツ、椎茸などを醤油ベースで煮込んだ餡がたっぷり入った、贅沢な一品です。

尾花沢へ行かれた際は、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

 

全国どこでも絶品雪降り和牛尾花沢を堪能できる!和牛シャリアピンギフト専門店YU-SETSUのご紹介

ここまで、尾花沢牛の魅力をたっぷりお伝えしてまいりました。

細かく美しいサシ、舌の上でとろけるくちどけ、気になりませんか?

 

とはいえ、なかなか山形県まで足を運ぶのは難しい……という方もいらっしゃると思います。

和牛シャリアピンギフト専門店YU-SETSUは、きめ細やかなサシと粉雪のようなくちどけが特徴の、雪降り和牛尾花沢のローストをご提供しているオンラインショップです。

 

厳しい気候の中で栄養たっぷりに育った雪降り和牛尾花沢を真空低温調理して、柔らかさと旨みを最大限に引き出しました。

業界20年のシェフ特製シャリアピンソースが、お肉の美味しさをより一層引き立たせます。

 

YU-SETSUギフト 雪降り和牛尾花沢ビーフシャリアピン ランプ

 

お誕生日のお祝いやクリスマス、記念日に。

ローストビーフのとろける美味しさが、特別な時間を彩ります。

 

ぜひ和牛シャリアピンギフト専門店YU-SETSUをチェックいただき、とびきりの尾花沢牛ローストをご賞味ください。

 

まとめ

年間の寒暖差が50度以上にもおよぶ、山形県尾花沢市。

32か月ものあいだ、厳しい寒さを乗り越えて肥育された雪降り和牛尾花沢は、芸術的な美しいサシと粉雪のようなくちどけを堪能できます。

まさに、山形県が誇る名産品です。

 

和牛シャリアピンギフト専門店YU-SETSUでは、寒暖差の厳しい尾花沢の自然を乗り越えた雪降り和牛のローストや、柔らかくジューシーで、オレイン酸を多く含むヘルシーなデュロック豚のローストポークを購入することができます。

 

特別な贈り物やご自分へのご褒美に、ぜひお取り寄せしてみてくださいね。

 

和牛シャリアピンギフト専門店YU-SETSU



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